アイマスP七人で一泊二日の福島旅行に行ってきました~二日目後編~
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前回のあらすじ
気まぐれに旅館を出た僕たちオタク一同。偶然見つけた看板に惹かれて博物館に行きました。
化石の展示は圧巻の一言。太古の神秘に知能指数を揺さぶられました。
学校椅子に座り、数ヶ月前までの楽しかった日々を思い出してノスタルジックな気分になった僕たちは、心の隙間を埋めるように飯を求めて旅立ちました。
さて、僕たちは茨城県に到着しました。
と、いうのもヒュウガの現住所が茨城で、早めに帰らないと色々と問題があるらしいのです。なので茨城に行ったうえで時間ぎりぎりまで茨城で遊ぼう、という話になりました。なのでご飯も茨城県で食べることにしたのです。
「クチコミ班はよ」
「あった、手打ちラーメンのいまの家だって」
「ラーメン超良い~」
僕たちはオタクなので、ラーメンがとてもとても好きなのです。オタクなので。
調べたところ手打ち麺が美味しいあっさり醤油なラーメンだそうです。僕たちはどんどんとテンションが上がっていきました。
「ご注文は」
「支那そば3つとそれの大盛り4つで」
支那そばが魚介ベースのスープで、中華そばが鶏ベースのスープなのですが、僕たちは魚介が大好きなので満場一致で支那そばになりました。
「お待ちどう」
「あーめっちゃうまい」
「麺がうまい」
「スープもうまい」
満場一致で大満足でした。魚介ベースの支那そばも非常に美味しかったので、今度は鶏ベースの中華そばの方も食べてみたいです。
「まだまだ時間あるな」
「観光地の滝いく?」
「あーいいんじゃない?」
僕たちの次の目的地は、茨城県の大子町にある袋田の滝。昔からある観光地らしく、調べたらすぐ出てきました。
観光地あんま行かないし楽しみーとかアイマス最高、とか言いながら車をしばらく走らせていると、山道に入って行きました。
僕らは超綺麗じゃん、とか神秘的だ、とか映画アイマスじゃん(山の中を車で走るシーンがある)とかワイワイ騒いでいたのですが、何故か運転手のマノスだけが黙りこくっていました。
「どうしたの?」
「いや、ガソリン足りっかなと思って」
見るとガソリンの残量は一目盛り。僕たちは一気に青ざめました。なぜなら、この山道がかなり長く続くことをYahoo!ナビで見ているからです。
とはいえ景色はずっと綺麗なので、僕たちの精神はギリギリのところで保たれていました。
「あーマジやばいかも」
運転手の「マジヤバい」の発言は本当におっかなく、全員が非常に緊張していました。僕たちは一体、どうなるのか・・・!
「っぶねー・・・」
「マジギリギリだったな」
マジやばい発言の直後、山道から抜けた僕らはそこから300mほどの場所にあるガソリンスタンドでガソリンを入れることができました。
ずっと揺さぶられる山道のせいで膀胱もそれなりにヤバかった僕たちはトイレに代わる代わる行き、なんとか生きた心地を取り戻しました。
「ガソリン空っぽなのに膀胱パンッパンなの面白くない?」
「ゲラゲラ」
僕たちはガソリンが満タンになった車で、改めて袋田の滝に向かって車を走らせました。
「やー着いたね」
駐車場についた僕たちは袋田の滝に向かって歩き出しました。駐車場から滝への道はいろいろな出店があったのですが、そのうちの一つが僕たちの気を強く引きました。
「鮎じゃん」
「こういうとこの鮎すごい美味しいよね」
「すげーわかる、あとレンタカーの時間ギリギリだからここに居られるのあと10分ね」
「4本ください、走れ!!!!!」
僕たちはこの旅で口座をほとんどスッカラカンにしているので、これ以上の出費は本当に本当にまずいのです。あと時間は守りたい。
高速でチケットを買い、全力で微妙に上り坂になっているトンネルを走った僕たちは、滝へのエレベータの列に並びながら息を整えました。
「しんど・・・鮎うま・・・」
「スリッポンは走る靴じゃないんだよ・・・鮎うま・・・」
「久しぶりに走ったわ・・・鮎うま・・・」
「鮎超うまいな」
「なんでお前誰より速く走っといてそんな元気なんだよ・・・」
満身創痍の僕たちがエレベーターから降りると、そこは袋田の滝でした。
「いいなあこういうの」
「ごめんなここに居られるのあと1分くらいだわ」
「集合写真とります!!!集まって集まって!!!」
5秒で集合写真を撮った僕らは55秒で全身にマイナスイオンを浴び、最高スピードの速歩きで車へと向かいました。
「じゃあ、帰りますか」
・・・帰りの車内はそれなりにひどい有様でした。みんな帰りたくないうえに、ぞう作のアイマスCDは号泣必須な曲をたくさん盛り込んでいたのです。
僕らはとてもとても静かに目に涙を浮かべ、誰よりも早く帰らなければいけないヒュウガは普通に号泣していました。
「本当に、帰りたくないなあ・・・」
彼の心の叫びが外に漏れてしまいました。その思いは僕たちも同じです。しかし、帰るときは来てしまい、彼は僕たちより一足先に車を降りました。
「さみしくなったなあ」
僕ら、6人を乗せた車はレンタカー屋に向かいました。この辺の記憶が完全に抜けているので、多分寝ていたんだと思います。
本当にギリギリの時間でレンタカー屋についた僕たちは、2日間苦楽を共にしたVOXYから荷物を運び出し、マノスの軽自動車に積み込みました。
夕飯をまだ食べていないことから、僕たちはステーキガストに向かいました。荷物で1席がまるまる埋まってしまったので、僕含め3人は歩いて向かいました。
「そういや俺この旅に全力を注いだって言ったじゃん」
「口座に50円しかないし現状所持金が0だけど後悔はしていないわ」
「やば」
後日談ですが、その月は相当きつかったらしいです。
だらだらと飯を食った僕たちはとりあえず店を出て、2人が歩いて帰るというので4人でマノスの車に乗り、各々が家まで送ってもらいました。
「そういやさっき見たけど俺この旅で650キロ走ってたわ」
「お疲れさま・・・」
こうして家まで送ってもらえた僕らは、帰宅後すぐにベッドに倒れ込み明日に備えました。
・・・以上で、福島旅行ダイジェスト二日目は終了です。本当に長々とありがとうございました。
僕は、僕たちは、この旅を一生忘れません。
ではまた。
アイマスP七人で一泊二日の福島旅行に行ってきました~二日目前編~
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前回のあらすじ
飯屋が全て閉まっていたため、僕たちは一泊二日の旅行の夕食なのにスシローへ行かざるを得ませんでした。
とはいえみんな割とスシローが好きなためまあまあ満足、食後の僕たちは商品をかけたカードゲーム大会を開き、大満足で床についたのでした。
僕たちの旅は二日目に、突入です。
僕たちは旅館で朝食を済ませたいことと、朝風呂で温泉に浸かりたいという思いのもと、朝の9時に起きました。
「眠い眠い眠い」
「頼むから寝かせてくれ」
「頼むから起きてくれ」
なんだかんだで盛り上がったカードゲーム大会とその後ダラダラ話していたということもあり、僕たちが眠りに着いたのは早朝の4時。めちゃくちゃ朝が弱い組の僕とマノスは死にそうになりながら精神力で起床しました。
・・・フラフラになりつつ旅館の朝食を流し込んだ僕たちは、最高に豪華な朝風呂を堪能しに旅館内の温泉に向かいました。
「さいっこうだなー」
「今日このあとどうする?」
「とりあえず適当にドライブすっか」
観光地って看板が山ほど立っているので、適当にドライブしていると思いがけない行き先が見つかったりして結構面白いんですよね。
・・・風呂上がりに部屋で少しまったりしたあと多少部屋を片付け、僕たちは車に乗り込みました。
しばらくあてもなく走っていると予想通り看板が。看板には「石炭・化石館ほるる」と書いてありました。
「じゃあこの博物館行くか」
決まりました。
「景色と天気めっちゃ良くてテンション上がるなー」
僕らの旅行は天候にも非常に恵まれ、両日とも心地の良い晴天でした。しかし今から博物館に入ります。
さて、石炭・化石館ほるるに関しての情報ですが、福島県はいわき市にある石炭と化石の博物館です。化石の展示のある博物館はよく見ますが、石炭の展示はあまり見ないので楽しみです。
「でかいなあ」
「でかい」
「でかいなあ」
「でかい」
「食われたら死ぬだろうな」
「絶滅してて良かったなあ」
太古の神秘に大きく知能指数を下げられました。やたら大きいものを何ら前知識なく見ると、大きさしか感想が出てこないもんですね。
1階の化石エリアを見たあとは2階の岩石エリアに行きました。
「なにこれ」
「石です」
数多くの岩石標本が展示されていました。しばらく岩石標本を見たり説明を読んだりして歩いていると、少し昔の学校で使うような椅子と机が置いてある少し開けた場所に出ました。
「俺たち2ヶ月前まではこういうのに座って授業受けてたんだよな」
「やめろ!!!!!」
「授業が終わると椅子に横向きに座ってずっと喋ってさ」
「やめて」
「学校に行けば友達がいたんだよな」
「ほんとにやめろ」
非常に、非常に楽しかった高校時代を思い出した僕らはつらくなってしまいました。
「ははは、死にてー」
全員のメンタルが完全にぶっ壊れたので移動をすることにしました。
僕らが次に向かったのは炭鉱エリア。炭鉱で使っていたような加工を施したエレベーターで降りた地下にありました。
写真を撮るのをすっかり忘れていたため写真がないのですが、基本的に非常に暗くマノスがめちゃくちゃビビっていました。
炭鉱エリアを抜けると屋外展示に出たため、それらを軽く見て帰ることにしました。
「・・・はらへりません?」
「めしにしましょう!」
・・・石炭・化石館ほるるを楽しんだ僕らの次のステージは飯屋。昨晩の屈辱を晴らすべく、僕らは口コミの良いラーメン屋に行くことに。
メンタルが完全にぶっ壊れた僕たちが食べても美味しいと思えるのか?例に漏れずその後の予定も決まってないけど大丈夫なのか?それは二日目後編で明かされることでしょう、多分。
ではまた。
アイマスP七人で一泊二日の福島旅行に行ってきました~一日目まだ終わらんよ編~
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前回のあらすじ
アクアマリンふくしまで最高の思いをした僕たちは、車で10分の場所にある三崎公園へ向かい、いわきタワーという展望台に登りました。
いわきタワーからの眺めは最高、近くにあった海で僕たちはラムネを飲んで最高な思いをしました。
その後温泉に入り仮眠を取った僕たちは、夕ご飯を食べに行くことに。しかし、行きの車でぞーさんが放った一言により車内は騒然。一体何があったのでしょう。あと、後編で終わりきれませんでした。
さて、仮眠を取ったあとその辺を散歩したりだらだらしたりゲームをしたりするなど、思い思いのリラックスをしたあとご飯を食べに行ったのですが、携帯で口コミを見ていたぞーさんが急に大声を上げました。
「おいやべえぞ!」
「何さ」
「軒並み閉まってる!!!」
そう、軒並み閉まっていたのです。時は9時、ラーメン屋とファミレスにばかり行く僕たちは、飯屋が空いている何となくの時間帯を分からないまま18歳になってしまったのです。
「どうすんだよ」
「いま大急ぎで探してるけど全部閉まってるわ」
「非常事態っぽくてウケる」
「ウケるじゃないんだよ」
このままなんとか飯屋を探そうとみんなで必死になって探したのですが、本当に、1軒も、ありませんでした。
しかし全くもって何も食べない、というのは流石にしんどいですし、マックに入るというのも違う気がします。普段より飯に少しお金をかけ、尚且つこの時間まで空いている店・・・
「腹くくったかー!!!!」
「おー」
「スシローにいくぞー!!!!」
諦めました。
「俺スシロー来るの初めてなんだよな」
「え」
この時初めて知ったのですがヒュウガはほんの少し前まで生魚が苦手で、ここ最近になって食べることができるようになったため、回転寿司そのものにほぼ来たことがなかったそうです。
つまり今日は彼のスシローデビューの日。そうとは思えないほどバクバク食べていました。
「どうよ」
「カルビうまい」
「魚は?」
なんだかんだで結構食べたあと、旅館に戻った僕たちはお菓子と飲み物を全てあけてパーティを開催しました。
パーティ中は主にオタクの話とどうでもいい話と、本当にどうでもいい話をしていたのですが、ここでぞーさんがどうでもよくない話を始めました。
「水面下に計画してた賞品ありカードゲーム大会三本勝負をするぞ!」
ぞーさんは高校以前の友人とアナログゲームをよくやるためその方面にも詳しいのですが、数あるゲームのなかでも大人数で盛り上がれるものを持ってきてくれました。
まず最初にやったのがニムト。
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ハイパー七並べのようなゲームで、持ち点の66点からどれだけ引かれないかを競うゲームです。なかなか頭を使うため楽しいのですが、それゆえ非常に疲れている状態だと大ポカをすることが多く、それはそれで楽しいです。
「僕は、もう、数字が、読めないので、寝ます」
「疲れすぎて知能が飛んでる」
疲れすぎた人には厳しいゲームです。ちなみにニムトで優勝したのはゆの。賞品のアイマスのタオルをゲットしてご満悦でした。
次にやったのはコヨーテ。
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数字の書かれたカードを頭上に掲げ、自分以外のカードを見て全体の合計を当てるゲームです。相手の反応を見て自分のカードを予想したり、わかった上でかく乱したりなどかなり楽しいゲームで、僕はこのゲームが最高に好きです。
「もーなんなのー」
「優勝したわ」
好きだからといって強いわけではなく、優勝者はゆのです。彼は賞品としてアイマスのポスターをもらいニコニコしていました。
最後のゲームは大富豪。
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トランプゲームの金字塔、結構複雑なルールなのに割とみんなできる超有名なトランプゲームです。今回は5回連続の点数制で優勝者を決めました。
「うっわ俺もう優勝ねえじゃんやめていい?」
「いいわけねえだろ」
「あっ優勝だ」
ここでいえてぃが優勝、アイマスキャラがプリントされたクッションを手に入れることができました。
カードゲーム大会は想像以上の盛り上がりを見せ、僕たちは満ち足りた気分のままアイマスLiveを見て眠りにつきました。
・・・以上が、一日目の流れです。
濃密な旅行にしたかったため、予定をギッチギチのギチギチに詰め込んでいるのが手に取るように分かると思います。
そんな濃厚な一日が終わり、同じくらい濃厚なもう一日が始まります。次は、二日目前編でお会いしましょう。
ではまた。
アイマスP七人で一泊二日の福島旅行に行ってきました~一日目後編~
前回のあらすじ
ようやく移動以外のことができた一同。僕らの行先は水族館のアクアマリンふくしま。
全体的に非常に綺麗で目を引く展示に素直に感動したあと、
フェネックを見て素直に癒され、
海鮮に素直に舌鼓を打ちました。
僕たちの次のステージは三崎公園。海の見えるデカ目の公園ということ以外のあらゆる情報がないですが、まあなんとかなるでしょう。
さて、三崎公園を行き先に決めた理由のひとつはアクアマリンふくしまから近いからで、だいたい車で10分弱で到着するというのが理由です。
「あっこれじゃない?」
「あれがイキりタワーか」
「いわきタワーでは?」
そう、福島県いわき市にある三崎公園には、いわきタワーという名の60mほどの高さを誇る展望台があるのです。これが僕たちが三崎公園を行き先に決めたもうひとつの理由です。
それというのも、
「やっぱ海行きたいよな」
「高いとこ行きゃわかんじゃないの」
という流れがあったからです。携帯をみりゃ一瞬でわかりますけど、旅なので効率より思い出なのです。
入館のためチケットを買った僕たちはエレベーターに乗り込みました。しかし・・・
「7人はきついな」
「・・・俺たちは階段で行くわ」
「ええ!?」
ヒュウガは異常に体力があるのと自己犠牲精神がすごいので60mの展望台を走って登りました。258は巻き込まれています。
しばらくするとエレベーターが最上階に着いたので、僕たち五人がさらに上にある展望台に向かったところ、後ろから尋常じゃなく疲れている人の声が聞こえてきました。
「ハアッ・・・ハァッ・・・」
「・・・・・・」
「ゲラゲラ」
「人が走るようにできてねえよこの高さ・・・」
「そりゃそうだろうよ」
体力オバケのヒュウガがこんな風になってるのを見たのはみんな初めてだったので、彼が落ち着くまで少し待ったあと展望台から外を眺めました。
「おお・・・!」
さすがいわきが誇る展望台、三崎公園といわき市全体を一望できる眺めは最高でした。
「おお景色いいなー風強いけど」
「今気づいたけど海めっちゃ近いなー風強いし」
当初の目的の一つである海はめちゃくちゃに近く、次の行き先もトントン拍子に決まりました。
みんなでVOXYに乗り込みCDの続きを流そうとした際、ゆのがふと別の曲を流し始めました。
「ちょっと音楽流していい?」
今 目の前に広がる空 果てが見えなくて
「やっべ」
どこまでも行こう まっすぐに行こう 行く先はまだ見えないけれど
「やばい」
走り抜けたらカンパイをしようよ 弾けろ!青い風
「超いい~」
この曲は「ラムネ色青春」という曲で、アイマスの映画で主人公たちが強化合宿で福井の某所に行った際に流れた劇中歌です。
爽やかで青春感と旅行感が有り、かつみんなが知っている曲なので異常に盛り上がり、この曲はこの旅のテーマソングとなりました。
「海の近くでラムネ飲まない?」
「最高~」
そんなわけでラムネを購入した僕らは海へと車を走らせました。
「俺達ほぼ765プロ(アイマスの主人公が所属する会社の通称)じゃん」
「そんじゃラムネ色しようぜ」
「かんぱーい!」
「・・・手べったべたなんだけど」
「ハンドル握りたくねえなあ」
「なんで振ったの?」
ゆのがたまたま持っていたデオドラントシートで手を拭いた僕らは、ひとまず旅館に向かいました。
・・・みんな疲れ果てて運転手のマノスしか起きていない状態が1時間続き、気がついたら4時で旅館にもついていました。
チェックアウトを済ました僕たちは部屋に行き、浴衣に着替えました。ちなみに僕のカメラの充電が切れたため、旅館の写真はこれしかありません。
「超広い!」
「十何畳あるんだろ」
「いっつも6畳の俺の家に8人とかで泊まるからなおさら広く感じるな」
ひとまず落ち着くために僕たちは温泉に入りました。そう、僕たちが泊まったのは温泉旅館なのです。
温泉好きなゆのの両親のおすすめということもあり、みんな温泉も非常に楽しみにしていました。
さて、肝心な温泉ですが・・・
「最高最高最高」
「温泉の良さ初めてわかったかもしんない」
「昼の4時から露天風呂の背徳感やばいな」
「飽きた」
「早くない?」
温泉につかり疲れをとった僕たちは部屋に戻り、それぞれのくつろぎ方をしたあとに1時間ほど仮眠をとりました。
6時に起きた僕らは、夜をより楽しく過ごすためのお菓子と飲み物を買出しに行ったあとだらだらし、9時頃に夕飯を食べに行くことにしたのですが・・・
「おいやべえぞ!」
「何さ」
「軒並み閉まってる!!!」
・・・飯屋が軒並みしまっている、考えうる限り最悪の状態で僕たちはどこで夕飯を取るのか。後編なのにこの記事で一日目がとうとう終わらなかったけどどうするのか。
それは次の記事で明らかになります、次回「一日目まだ終わらんよ編」でお会いしましょう。
ではまた。