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前回のあらすじ
飯屋が全て閉まっていたため、僕たちは一泊二日の旅行の夕食なのにスシローへ行かざるを得ませんでした。
とはいえみんな割とスシローが好きなためまあまあ満足、食後の僕たちは商品をかけたカードゲーム大会を開き、大満足で床についたのでした。
僕たちの旅は二日目に、突入です。
僕たちは旅館で朝食を済ませたいことと、朝風呂で温泉に浸かりたいという思いのもと、朝の9時に起きました。
「眠い眠い眠い」
「頼むから寝かせてくれ」
「頼むから起きてくれ」
なんだかんだで盛り上がったカードゲーム大会とその後ダラダラ話していたということもあり、僕たちが眠りに着いたのは早朝の4時。めちゃくちゃ朝が弱い組の僕とマノスは死にそうになりながら精神力で起床しました。
・・・フラフラになりつつ旅館の朝食を流し込んだ僕たちは、最高に豪華な朝風呂を堪能しに旅館内の温泉に向かいました。
「さいっこうだなー」
「今日このあとどうする?」
「とりあえず適当にドライブすっか」
観光地って看板が山ほど立っているので、適当にドライブしていると思いがけない行き先が見つかったりして結構面白いんですよね。
・・・風呂上がりに部屋で少しまったりしたあと多少部屋を片付け、僕たちは車に乗り込みました。
しばらくあてもなく走っていると予想通り看板が。看板には「石炭・化石館ほるる」と書いてありました。
「じゃあこの博物館行くか」
決まりました。
「景色と天気めっちゃ良くてテンション上がるなー」
僕らの旅行は天候にも非常に恵まれ、両日とも心地の良い晴天でした。しかし今から博物館に入ります。
さて、石炭・化石館ほるるに関しての情報ですが、福島県はいわき市にある石炭と化石の博物館です。化石の展示のある博物館はよく見ますが、石炭の展示はあまり見ないので楽しみです。
「でかいなあ」
「でかい」
「でかいなあ」
「でかい」
「食われたら死ぬだろうな」
「絶滅してて良かったなあ」
太古の神秘に大きく知能指数を下げられました。やたら大きいものを何ら前知識なく見ると、大きさしか感想が出てこないもんですね。
1階の化石エリアを見たあとは2階の岩石エリアに行きました。
「なにこれ」
「石です」
数多くの岩石標本が展示されていました。しばらく岩石標本を見たり説明を読んだりして歩いていると、少し昔の学校で使うような椅子と机が置いてある少し開けた場所に出ました。
「俺たち2ヶ月前まではこういうのに座って授業受けてたんだよな」
「やめろ!!!!!」
「授業が終わると椅子に横向きに座ってずっと喋ってさ」
「やめて」
「学校に行けば友達がいたんだよな」
「ほんとにやめろ」
非常に、非常に楽しかった高校時代を思い出した僕らはつらくなってしまいました。
「ははは、死にてー」
全員のメンタルが完全にぶっ壊れたので移動をすることにしました。
僕らが次に向かったのは炭鉱エリア。炭鉱で使っていたような加工を施したエレベーターで降りた地下にありました。
写真を撮るのをすっかり忘れていたため写真がないのですが、基本的に非常に暗くマノスがめちゃくちゃビビっていました。
炭鉱エリアを抜けると屋外展示に出たため、それらを軽く見て帰ることにしました。
「・・・はらへりません?」
「めしにしましょう!」
・・・石炭・化石館ほるるを楽しんだ僕らの次のステージは飯屋。昨晩の屈辱を晴らすべく、僕らは口コミの良いラーメン屋に行くことに。
メンタルが完全にぶっ壊れた僕たちが食べても美味しいと思えるのか?例に漏れずその後の予定も決まってないけど大丈夫なのか?それは二日目後編で明かされることでしょう、多分。
ではまた。