一日目前半へ
前回のあらすじ
福島に向けてようやく出発できた僕らアイマスP一同は、ぞーさんお手製のCDにノリノリ。伝説のVOXY公演の開幕です。
二時間くらいぶっ通しで運転し続けたマノスは死にました。
完全に無計画で福島まできた僕たちがその場で決めた、次の目的地はアクアマリンふくしま。
無計画の割にかなり詰め込んだスケジュールになっているこの旅ですが、どうなるのでしょうか。
さて、受付の券売機でチケットを買った僕たちは意気揚々とアクアマリンふくしまに入って行きました。
まず最初に僕たちを迎えてくれたのはアクアマリンふくしまそのものではなく、道中にあった縄文時代を体験できる屋外エリア「縄文の里」。
「淡水魚かー」
「まああんま派手じゃないよね・・・あっ」
「カワウソだ!」
「かわいい~」
オタクは可愛いものが好きなので、こういう強烈に可愛いものを見ると素直に感想を口に出します。
「泳ぐのうまいなぁ」
「早いし」
ボキャブラリーが圧倒的に足りない理由は興奮しているからです。オタクなので・・・
・・・なんだかんだすごく楽しかった縄文の里を抜けた先に、アクアマリンふくしま本館がありました。
本館に入った僕たちを歓迎してくれたのは「海・生命の進化」エリア。クラゲとかチョウザメとかサンショウウオとかがいました。
この辺の生物は昔から全く変わっていないんだろうな、と直感的に思えるレトロを超えた見た目が最高に好きです。
展示を見る順番を完全に無視して、次に向かったのは「北の海の海獣・水鳥」エリア。かなり動物園よりのエリアです。
「どうしようもなくでかい生物を見ると黙っちゃうな」
ぞーさんはトドの大きさに圧倒されていました。ハンドルネーム象なのに・・・
「待ってなんだあいつ可愛い」
この鳥はエトピリカ。鮮やかな嘴と飾り羽に可愛らしい顔、そしてどことなくわちゃわちゃしたバタ足がツボに入ったようで、狂ったように動画を撮っていました。
次に向かったのは「熱帯アジアの水辺」エリア。色鮮やかな魚が多く、見ていて楽しかったです。
258は一匹の魚をずっとずっと見続けていました。こんなに集中している彼を見るのは初めてです。
次に向かったのは「サンゴ礁の海」エリア。色鮮やかな熱帯魚がたくさんいるエリアなのですが、僕たちはそれよりもとある生物に釘付けでした。
「なにあいつ」
「巣穴にすぐ逃げるんだけど」
「イキりオタクじゃん」
「習性なのに・・・」
チンアナゴがボロクソに言われていました。
次に向かったのは「潮目の海」エリア。僕はこの展示がとても印象に残っているので、ちょっと見てください。
水槽の配置がめちゃくちゃ大胆なんです。おしゃれかつ斬新で本当に最高でした。
展示をあらかた見てそろそろ車もどるかと誰もが思った瞬間、おじさん職員さんに声をかけられました。
「いま水族館の裏側ツアーをやってるんだけどやってきません?30分くらい。」
「やるー!」
どうせならやれるものは全部やっときたかったのでやることにしました。写真撮影の許可も頂いたので最高です。
ツアーの内容は本当に裏側の話で、客側を暗くして水槽を明るくすることで魚にこちら側を見せなくしストレスを与えないテクニックや、生後すぐのクラゲを展示すると排水口に全部行って死ぬから多少育ててから展示する話や、トドが餌を20kg食う話などを聞きました。
最初はちょっと長いなと思っていた30分の裏側ツアーでしたが、死ぬほど楽しかったのであっという間に終わってしまいました。皆でありがとうございましたと言ったところ、
「あ、まだ見てないんでしょ、外でフェネック見てから帰りなよ」
「フェネック・・・!」
フェネックの場所を教えてもらった僕たちは足早にフェネックへ向かいました。
僕たちはけものフレンズでフェネックという動物の可愛さを学習済み。楽しみで仕方がなかったのです。
「俺けもフレのほうしか知らねえんだけど」
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「まあなんか、見りゃわかるよ・・・あっあれじゃない?」
「かわいい~」
「超可愛いんだけど」
「あー超可愛いな」
「可愛い・・・」
かなりボキャ貧になりつつフェネックを散々可愛がった僕たちはニコニコしながら車に乗り込み、飯にすることにしました。
「なんにすっかなー」
「海鮮じゃない?」
「マジ?」
せっかくなので海鮮にすることにしましたが、先程まで僕たちは生きて動いていた魚を見ていたので箸が進むかいささか心配でした。
とはいえネギトロ丼といくら・サーモン丼を各々頼み、今後どうするかの話をしていたところお通しのもずく酢が出ました。
「あ、美味しい。」
「普段ファミレスばっか行くからお通しってものが新鮮だな」
悲しい話をしていたところ、僕らのもとにネギトロ丼といくら・サーモン丼が届きました。
「うっま!!!!」
めちゃくちゃ美味しかったです。どこがどう具体的に美味しいかとかは一切分からないのですが、全体的にめちゃくちゃ美味しいんです。最初にしていた箸が進むかの心配は何処へやら、みんなニコニコしながら完食しました。
ちゃんとした飯屋で長居するのもアレなので、早々に店を出て車内で今後の計画を立てることにしました。
「近くに海に面したデカめの公園があるけどどうする?」
「決定で」
・・・最高の水族館を終えた僕たちの、次なるステージは三崎公園。まだ何があるかも調べてないけど、今までが大丈夫だったから多分今回も大丈夫でしょう。
そんな憶測まみれの僕たちの旅は、まだまだ続きます。