アイマスP七人で一泊二日の福島旅行に行ってきました~一日目まだ終わらんよ編~
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前回のあらすじ
アクアマリンふくしまで最高の思いをした僕たちは、車で10分の場所にある三崎公園へ向かい、いわきタワーという展望台に登りました。
いわきタワーからの眺めは最高、近くにあった海で僕たちはラムネを飲んで最高な思いをしました。
その後温泉に入り仮眠を取った僕たちは、夕ご飯を食べに行くことに。しかし、行きの車でぞーさんが放った一言により車内は騒然。一体何があったのでしょう。あと、後編で終わりきれませんでした。
さて、仮眠を取ったあとその辺を散歩したりだらだらしたりゲームをしたりするなど、思い思いのリラックスをしたあとご飯を食べに行ったのですが、携帯で口コミを見ていたぞーさんが急に大声を上げました。
「おいやべえぞ!」
「何さ」
「軒並み閉まってる!!!」
そう、軒並み閉まっていたのです。時は9時、ラーメン屋とファミレスにばかり行く僕たちは、飯屋が空いている何となくの時間帯を分からないまま18歳になってしまったのです。
「どうすんだよ」
「いま大急ぎで探してるけど全部閉まってるわ」
「非常事態っぽくてウケる」
「ウケるじゃないんだよ」
このままなんとか飯屋を探そうとみんなで必死になって探したのですが、本当に、1軒も、ありませんでした。
しかし全くもって何も食べない、というのは流石にしんどいですし、マックに入るというのも違う気がします。普段より飯に少しお金をかけ、尚且つこの時間まで空いている店・・・
「腹くくったかー!!!!」
「おー」
「スシローにいくぞー!!!!」
諦めました。
「俺スシロー来るの初めてなんだよな」
「え」
この時初めて知ったのですがヒュウガはほんの少し前まで生魚が苦手で、ここ最近になって食べることができるようになったため、回転寿司そのものにほぼ来たことがなかったそうです。
つまり今日は彼のスシローデビューの日。そうとは思えないほどバクバク食べていました。
「どうよ」
「カルビうまい」
「魚は?」
なんだかんだで結構食べたあと、旅館に戻った僕たちはお菓子と飲み物を全てあけてパーティを開催しました。
パーティ中は主にオタクの話とどうでもいい話と、本当にどうでもいい話をしていたのですが、ここでぞーさんがどうでもよくない話を始めました。
「水面下に計画してた賞品ありカードゲーム大会三本勝負をするぞ!」
ぞーさんは高校以前の友人とアナログゲームをよくやるためその方面にも詳しいのですが、数あるゲームのなかでも大人数で盛り上がれるものを持ってきてくれました。
まず最初にやったのがニムト。
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ハイパー七並べのようなゲームで、持ち点の66点からどれだけ引かれないかを競うゲームです。なかなか頭を使うため楽しいのですが、それゆえ非常に疲れている状態だと大ポカをすることが多く、それはそれで楽しいです。
「僕は、もう、数字が、読めないので、寝ます」
「疲れすぎて知能が飛んでる」
疲れすぎた人には厳しいゲームです。ちなみにニムトで優勝したのはゆの。賞品のアイマスのタオルをゲットしてご満悦でした。
次にやったのはコヨーテ。
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数字の書かれたカードを頭上に掲げ、自分以外のカードを見て全体の合計を当てるゲームです。相手の反応を見て自分のカードを予想したり、わかった上でかく乱したりなどかなり楽しいゲームで、僕はこのゲームが最高に好きです。
「もーなんなのー」
「優勝したわ」
好きだからといって強いわけではなく、優勝者はゆのです。彼は賞品としてアイマスのポスターをもらいニコニコしていました。
最後のゲームは大富豪。
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トランプゲームの金字塔、結構複雑なルールなのに割とみんなできる超有名なトランプゲームです。今回は5回連続の点数制で優勝者を決めました。
「うっわ俺もう優勝ねえじゃんやめていい?」
「いいわけねえだろ」
「あっ優勝だ」
ここでいえてぃが優勝、アイマスキャラがプリントされたクッションを手に入れることができました。
カードゲーム大会は想像以上の盛り上がりを見せ、僕たちは満ち足りた気分のままアイマスLiveを見て眠りにつきました。
・・・以上が、一日目の流れです。
濃密な旅行にしたかったため、予定をギッチギチのギチギチに詰め込んでいるのが手に取るように分かると思います。
そんな濃厚な一日が終わり、同じくらい濃厚なもう一日が始まります。次は、二日目前編でお会いしましょう。
ではまた。
アイマスP七人で一泊二日の福島旅行に行ってきました~一日目後編~
前回のあらすじ
ようやく移動以外のことができた一同。僕らの行先は水族館のアクアマリンふくしま。
全体的に非常に綺麗で目を引く展示に素直に感動したあと、
フェネックを見て素直に癒され、
海鮮に素直に舌鼓を打ちました。
僕たちの次のステージは三崎公園。海の見えるデカ目の公園ということ以外のあらゆる情報がないですが、まあなんとかなるでしょう。
さて、三崎公園を行き先に決めた理由のひとつはアクアマリンふくしまから近いからで、だいたい車で10分弱で到着するというのが理由です。
「あっこれじゃない?」
「あれがイキりタワーか」
「いわきタワーでは?」
そう、福島県いわき市にある三崎公園には、いわきタワーという名の60mほどの高さを誇る展望台があるのです。これが僕たちが三崎公園を行き先に決めたもうひとつの理由です。
それというのも、
「やっぱ海行きたいよな」
「高いとこ行きゃわかんじゃないの」
という流れがあったからです。携帯をみりゃ一瞬でわかりますけど、旅なので効率より思い出なのです。
入館のためチケットを買った僕たちはエレベーターに乗り込みました。しかし・・・
「7人はきついな」
「・・・俺たちは階段で行くわ」
「ええ!?」
ヒュウガは異常に体力があるのと自己犠牲精神がすごいので60mの展望台を走って登りました。258は巻き込まれています。
しばらくするとエレベーターが最上階に着いたので、僕たち五人がさらに上にある展望台に向かったところ、後ろから尋常じゃなく疲れている人の声が聞こえてきました。
「ハアッ・・・ハァッ・・・」
「・・・・・・」
「ゲラゲラ」
「人が走るようにできてねえよこの高さ・・・」
「そりゃそうだろうよ」
体力オバケのヒュウガがこんな風になってるのを見たのはみんな初めてだったので、彼が落ち着くまで少し待ったあと展望台から外を眺めました。
「おお・・・!」
さすがいわきが誇る展望台、三崎公園といわき市全体を一望できる眺めは最高でした。
「おお景色いいなー風強いけど」
「今気づいたけど海めっちゃ近いなー風強いし」
当初の目的の一つである海はめちゃくちゃに近く、次の行き先もトントン拍子に決まりました。
みんなでVOXYに乗り込みCDの続きを流そうとした際、ゆのがふと別の曲を流し始めました。
「ちょっと音楽流していい?」
今 目の前に広がる空 果てが見えなくて
「やっべ」
どこまでも行こう まっすぐに行こう 行く先はまだ見えないけれど
「やばい」
走り抜けたらカンパイをしようよ 弾けろ!青い風
「超いい~」
この曲は「ラムネ色青春」という曲で、アイマスの映画で主人公たちが強化合宿で福井の某所に行った際に流れた劇中歌です。
爽やかで青春感と旅行感が有り、かつみんなが知っている曲なので異常に盛り上がり、この曲はこの旅のテーマソングとなりました。
「海の近くでラムネ飲まない?」
「最高~」
そんなわけでラムネを購入した僕らは海へと車を走らせました。
「俺達ほぼ765プロ(アイマスの主人公が所属する会社の通称)じゃん」
「そんじゃラムネ色しようぜ」
「かんぱーい!」
「・・・手べったべたなんだけど」
「ハンドル握りたくねえなあ」
「なんで振ったの?」
ゆのがたまたま持っていたデオドラントシートで手を拭いた僕らは、ひとまず旅館に向かいました。
・・・みんな疲れ果てて運転手のマノスしか起きていない状態が1時間続き、気がついたら4時で旅館にもついていました。
チェックアウトを済ました僕たちは部屋に行き、浴衣に着替えました。ちなみに僕のカメラの充電が切れたため、旅館の写真はこれしかありません。
「超広い!」
「十何畳あるんだろ」
「いっつも6畳の俺の家に8人とかで泊まるからなおさら広く感じるな」
ひとまず落ち着くために僕たちは温泉に入りました。そう、僕たちが泊まったのは温泉旅館なのです。
温泉好きなゆのの両親のおすすめということもあり、みんな温泉も非常に楽しみにしていました。
さて、肝心な温泉ですが・・・
「最高最高最高」
「温泉の良さ初めてわかったかもしんない」
「昼の4時から露天風呂の背徳感やばいな」
「飽きた」
「早くない?」
温泉につかり疲れをとった僕たちは部屋に戻り、それぞれのくつろぎ方をしたあとに1時間ほど仮眠をとりました。
6時に起きた僕らは、夜をより楽しく過ごすためのお菓子と飲み物を買出しに行ったあとだらだらし、9時頃に夕飯を食べに行くことにしたのですが・・・
「おいやべえぞ!」
「何さ」
「軒並み閉まってる!!!」
・・・飯屋が軒並みしまっている、考えうる限り最悪の状態で僕たちはどこで夕飯を取るのか。後編なのにこの記事で一日目がとうとう終わらなかったけどどうするのか。
それは次の記事で明らかになります、次回「一日目まだ終わらんよ編」でお会いしましょう。
ではまた。
アイマスP七人で一泊二日の福島旅行に行ってきました~一日目中編~
一日目前半へ
前回のあらすじ
福島に向けてようやく出発できた僕らアイマスP一同は、ぞーさんお手製のCDにノリノリ。伝説のVOXY公演の開幕です。
二時間くらいぶっ通しで運転し続けたマノスは死にました。
完全に無計画で福島まできた僕たちがその場で決めた、次の目的地はアクアマリンふくしま。
無計画の割にかなり詰め込んだスケジュールになっているこの旅ですが、どうなるのでしょうか。
さて、受付の券売機でチケットを買った僕たちは意気揚々とアクアマリンふくしまに入って行きました。
まず最初に僕たちを迎えてくれたのはアクアマリンふくしまそのものではなく、道中にあった縄文時代を体験できる屋外エリア「縄文の里」。
「淡水魚かー」
「まああんま派手じゃないよね・・・あっ」
「カワウソだ!」
「かわいい~」
オタクは可愛いものが好きなので、こういう強烈に可愛いものを見ると素直に感想を口に出します。
「泳ぐのうまいなぁ」
「早いし」
ボキャブラリーが圧倒的に足りない理由は興奮しているからです。オタクなので・・・
・・・なんだかんだすごく楽しかった縄文の里を抜けた先に、アクアマリンふくしま本館がありました。
本館に入った僕たちを歓迎してくれたのは「海・生命の進化」エリア。クラゲとかチョウザメとかサンショウウオとかがいました。
この辺の生物は昔から全く変わっていないんだろうな、と直感的に思えるレトロを超えた見た目が最高に好きです。
展示を見る順番を完全に無視して、次に向かったのは「北の海の海獣・水鳥」エリア。かなり動物園よりのエリアです。
「どうしようもなくでかい生物を見ると黙っちゃうな」
ぞーさんはトドの大きさに圧倒されていました。ハンドルネーム象なのに・・・
「待ってなんだあいつ可愛い」
この鳥はエトピリカ。鮮やかな嘴と飾り羽に可愛らしい顔、そしてどことなくわちゃわちゃしたバタ足がツボに入ったようで、狂ったように動画を撮っていました。
次に向かったのは「熱帯アジアの水辺」エリア。色鮮やかな魚が多く、見ていて楽しかったです。
258は一匹の魚をずっとずっと見続けていました。こんなに集中している彼を見るのは初めてです。
次に向かったのは「サンゴ礁の海」エリア。色鮮やかな熱帯魚がたくさんいるエリアなのですが、僕たちはそれよりもとある生物に釘付けでした。
「なにあいつ」
「巣穴にすぐ逃げるんだけど」
「イキりオタクじゃん」
「習性なのに・・・」
チンアナゴがボロクソに言われていました。
次に向かったのは「潮目の海」エリア。僕はこの展示がとても印象に残っているので、ちょっと見てください。
水槽の配置がめちゃくちゃ大胆なんです。おしゃれかつ斬新で本当に最高でした。
展示をあらかた見てそろそろ車もどるかと誰もが思った瞬間、おじさん職員さんに声をかけられました。
「いま水族館の裏側ツアーをやってるんだけどやってきません?30分くらい。」
「やるー!」
どうせならやれるものは全部やっときたかったのでやることにしました。写真撮影の許可も頂いたので最高です。
ツアーの内容は本当に裏側の話で、客側を暗くして水槽を明るくすることで魚にこちら側を見せなくしストレスを与えないテクニックや、生後すぐのクラゲを展示すると排水口に全部行って死ぬから多少育ててから展示する話や、トドが餌を20kg食う話などを聞きました。
最初はちょっと長いなと思っていた30分の裏側ツアーでしたが、死ぬほど楽しかったのであっという間に終わってしまいました。皆でありがとうございましたと言ったところ、
「あ、まだ見てないんでしょ、外でフェネック見てから帰りなよ」
「フェネック・・・!」
フェネックの場所を教えてもらった僕たちは足早にフェネックへ向かいました。
僕たちはけものフレンズでフェネックという動物の可愛さを学習済み。楽しみで仕方がなかったのです。
「俺けもフレのほうしか知らねえんだけど」
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「まあなんか、見りゃわかるよ・・・あっあれじゃない?」
「かわいい~」
「超可愛いんだけど」
「あー超可愛いな」
「可愛い・・・」
かなりボキャ貧になりつつフェネックを散々可愛がった僕たちはニコニコしながら車に乗り込み、飯にすることにしました。
「なんにすっかなー」
「海鮮じゃない?」
「マジ?」
せっかくなので海鮮にすることにしましたが、先程まで僕たちは生きて動いていた魚を見ていたので箸が進むかいささか心配でした。
とはいえネギトロ丼といくら・サーモン丼を各々頼み、今後どうするかの話をしていたところお通しのもずく酢が出ました。
「あ、美味しい。」
「普段ファミレスばっか行くからお通しってものが新鮮だな」
悲しい話をしていたところ、僕らのもとにネギトロ丼といくら・サーモン丼が届きました。
「うっま!!!!」
めちゃくちゃ美味しかったです。どこがどう具体的に美味しいかとかは一切分からないのですが、全体的にめちゃくちゃ美味しいんです。最初にしていた箸が進むかの心配は何処へやら、みんなニコニコしながら完食しました。
ちゃんとした飯屋で長居するのもアレなので、早々に店を出て車内で今後の計画を立てることにしました。
「近くに海に面したデカめの公園があるけどどうする?」
「決定で」
・・・最高の水族館を終えた僕たちの、次なるステージは三崎公園。まだ何があるかも調べてないけど、今までが大丈夫だったから多分今回も大丈夫でしょう。
そんな憶測まみれの僕たちの旅は、まだまだ続きます。
アイマスP七人で一泊二日の福島旅行に行ってきました~一日目前編~
零日目へ
前回のあらすじ
一番左上が来れないから下段真ん中を急遽呼んだぞ!!!
始まります。
さて、がめやろと涙の別れを終えた僕らは、オタク7人を乗せたミニバンで福島県いわき市へと向かいました。
移動時間は高速道路を使っても3時間。普通なら憂鬱なあまりにも長時間の移動ですが、僕たちは旅行のなかでもこの時間にかなり重きを置いていました。
それというのも、たった7日でぞーさんが作った旅行用のアイマス曲オンリーのCDが作られているからです。
ぞーさんは音楽編集、画像編集、動画編集に非常に長けており、このCDを彼に頼んだ時からみんなとても期待をしていました。
肝心の出来ですが、
「あああああああ」
「神セトリじゃん」
「やっべ」
「泣く」
語彙力が完全に吹き飛んでいるのでわかりづらいとは思いますが、最っ高でした。なんとライブミックスもあり、旅行メンバーの推しのソロ曲もふんだんにぶち込むなどオタクの泣き所をバットで殴られている感じです。
ちなみに、来れなかったがめやろには全く同じCDをあげたのですが、彼の推しの曲が流れたところ
「あっ」
「あいつめちゃくちゃ楽しみにしてたよな」
『楽しみだなあ』
『友達とだけの旅行とか楽しい以外にないもんなあ』
「・・・今頃この曲聴いてんのかな」
「・・・」
めちゃくちゃな追悼ムードになりました。
さて、出発から2時間半が経ち4時になったあたりで、みんなと一緒にコールをしていた運転手のマノスが急にだまり始めました。
「どうしたの」
「クッソ眠い」
「やっべ」
長時間のドライブの疲れと高速道路の変わらない景色、そしてなにより昨日の仮眠が不十分だったことで、元バスケ部の体力オバケな彼にさえ眠気が襲ってきたのです。
何もしていない僕たち総出でサービスエリアを見つけ、僕たちは中郷サービスエリアにたどり着きました。
本当に限界だったのでしょう、駐車措置を行ってほぼすぐ彼は眠りにつきました。
僕たちはサービスエリアの横にあった綺麗な公園に行きました。あとで調べたところ童謡「シャボン玉」や「赤い靴」などを作詞した野口雨情にちなんだ場所らしいです。
左から順に叩いていくだけで「赤い靴」のメロディーを鳴らせるチューブラーベル(のど自慢とかで鳴らしてるあれ)が置いてあったので鳴らしました。
「・・・」
シャボン玉ならわかったのですが赤い靴はあまり馴染みがなく、黙り込んでしまいました。僕たちに一番馴染みのある音楽はアイマスだからです。ヤバいですね。
また、きれいな公園にありがちな綺麗な池とも小川とも言えないアレもありました。
「あ、アメンボがいる。虫だなぁ。」
寝不足でやられたのは運転手だけではなかったようです。
そんなこんなをしているとマノスが起きてきたのでみんなでサービスエリアに入り、今後の行動を話し合いました。
実はこの旅はほぼ無計画。「なんとかなんべ」を合言葉に、旅館の予約と旅行のCD以外は本当に何も決めていません。
「旅館直行しない?」
「終わってる選択」
「そこで終了じゃん」
「あ、アクアマリンふくしまって水族館がある!口コミもいい!」
「最高」
「決定」
「はっや」
と、いうことで各々トイレなどに行き一度ここで一斉に仮眠をとり、アクアマリンふくしまに行くことにしました。
実はこの辺から僕は寝ていたためほとんど記憶がなく、気がついたときには10時くらいで水族館の近くにいました。もう駐車場についたあたりで思い出したようにヒュウガが呟きました。
「あ、着替えないと」
「オタクTシャツで公共の場に出るのは迷惑すぎる」
まったくもってその通りなのでまともな服を着ていないオタク7人は一斉に着替え、ぱっと見は真人間に扮することができました。
「じゃあ水族館、行くか!」
「よし!」
・・・
・・・そういや水族館終わりの予定さえ決まってないけどどうなるのか!?携帯の充電もあんまりないけどどうするのか!?飯は!?
何も考えてないから面白いけど、ちょっとだけ不安がつきまとう。そんな僕たちの旅行は、まだまだ続きます。