こんにちは、HaLuKaです。
人は子供のころに食べられなかった食べ物が大人になったらおいしく食べることができた、ということが多々あります。
これは味覚の変動だけではないと思うんです。大人になったからそれまで苦手だったものも食べられるようになった、それだけの話ではないと思います。
食べ方を間違えて、ないしは美味しいものを知らないでそのイメージがついてしまうことも多いと思うんです。そのイメージを覆すようなものを食べたとき、人はそれを一気に好きになったりもしますよね。
今日はそんな話です。聞いてください。
僕らが小学生のころ、給食には必ずデザートが付いてきました。
デザートの中身はバナナ半分だとか、ミカン一つだとか、オレンジ四分の一だとかのちょうどいい量の果物が大半でした。
あと、僕は千葉市民なのでちはなちゃんゼリーというものが出たりしました。Amazonでも出てこなかった食べ物ですが、オレンジの野菜ジュース味のゼリーです。千葉のニンジンの総生産量は国内2位なんですって。
そんなデザートですが、グレープフルーツはあまり歓迎されていなかった記憶があります。
グレープフルーツは四分の一にカットされて出てくるのですが、当時の僕らは小学生。四則演算を習う歳で、娯楽がドッヂボールとキックベースしかない男児は、一般にかぶりつく以上の食べ方を知らないのです。
皮の白い苦いところも、皮の外側の舌のしびれるところも、中身の美味しいところも一緒くたなのです。そりゃ歓迎しないですよね。
食後、僕らは半端にかじった哀れなグレープフルーツを、銀のタンクにぶち込んでいました。
あれから数年が経ちました。
グレープフルーツのことなど頭の隅にも置かずにずっと過ごしてきたのですが、冷蔵庫を開けたら半端な大きさの果物がいくつかありました。
母に詳細を聞くと、弟のダイエット食だといいます。久しぶりにあの苦い果物でも食ってみっか、と一片口に運んだのですが、
美味しいんですよ。
最近グレープフルーツがキていて、一日ひとつ食べているのですが全然飽きませんね#グレープフルーツ#ef24_70mmf4lisusm #eos8000d
苦くて舌のしびれる、苦悩の果物がみずみずしく甘酸っぱいさわやかな果物になっていると結構びっくりしますね。
あとピンクグレープフルーツってだけでテンションが上がりますね。こんなきれいなものが僕の血肉となるんだと思うとすごくワクワクします。
僕はとてもびっくりして、反動で一日一つ食べるようになりました。オタクだからハマり方が急なんですよね。
以上が僕がグレープフルーツを好きになった経歴です。
あまりにおいしかったので、この前友人の家に泊まりに行くときに二つほどお土産にもっていったほどです。とんでもない話ですね。
自分でも買おうかとスーパーに行ったところ、思ってたよりは安かったため皆さんもぜひどうぞ。
ではまた。