ギターが欲しい。
とは言っても別にとってもいいギターが欲しいわけではありません。弾かないから。
僕の母は大抵のことは「やってみろ」というのですがギターやりたいといったところ「やめとけ」と言いました。
そう、僕は楽器の演奏が壊滅的に下手なのです。
・・・僕が幼稚園生のころ、お遊戯会というその名のとおりお遊戯をする会が一年に一度ありました。
年長(幼稚園で一番年上)は最後に決まってピアニカを演奏することが風習となっていました。
あの時の曲は「きらきらぼし」だった気がします。
先生なりに6歳でもできるような曲を選んだのでしょう。
確かに周りの人達は割と問題なくすらすら吹くことができていました。
わからない子は友達に聞いたり、人によっては家で練習してくる子もいました。
しかし僕は当時友達がいなかったので聞く相手がいません。さらに僕は楽譜が読めません。
楽譜を配られてすぐ先生が「じゃあドの音を押してみよう!」みたいな事を言うわけですよ。
みんな「ド~♪」って吹くんですよ。僕は「どれを押せばドが出るのか」を全く知らないんです。
分からなければ先生に聞けばいいと思うのですが当時からコミュ障なために話しかけられず、
全くわからないまま、当日を迎えました。
~当日~
僕「(イケる)」
全然イケません。
しかし僕には6歳の頭で一生懸命夜中に考えた秘策があるのです。
それは、息を吹きこまないで約1分間、デタラメに指を動かし続けること。
そして僕はその作戦を決行しました。
ー事後ー
母「バレバレだからな。」
母曰く「お前だけやたら早かった。超恥ずかしかった」とのこと。
みんながきらきらぼしを吹く中、僕だけ熊蜂の飛行レベルで指を動かしていたらそりゃバレますね。
泉ゆりの リムスキー=コルサコフ「熊蜂の飛行」 - YouTube
イメージです。
さて、そんな「ピアニカ事件」まである僕がなぜギターが欲しいかというとカッコイイからです。
ではここで写真をご覧下さい。
こちらは僕が勉強したり、漫画読んだり、レポート書いたり、ネタを考えたりする場所です。
一見するとただのキモヲタの机ですよね。ではここでギターのネック部分を合成してみましょう。
一気にアニメ好きなギタリストみたいになりましたよね。
僕のような特技が何もない人間は非難を受けますがギタリストなら寧ろギャップ萌えでファンが増えます。
また、こちらの画像もご覧下さい。
スネ毛がきらめく思春期のキモヲタが写っていますね。ではギターを合成しましょう。
アニメ好きなギターを練習する少年っぽくなりましたよね。
何かに努力するのはそれだけで美談になります。キモヲタと後ろ指を指されることもありません。
どうでしょうか。これは皆さんもギター欲しくなってきましたよね。
僕は楽譜を読むことから始めたいと思います。
ではまた。